傳書

 
萬川集海


萬川集海はすべての川が(一つの)海に集まることから、伊賀甲賀の忍術の全てを記した本で、藤林長門守にまつわる神社や忍術の秘伝書である。 (「萬川集海」巻首に延宝 年 甲州甲賀郡陰士藤林保武の序文がある)
三大忍術伝書の内の一つで、忍術伝書の中ではもっとも詳しく書かれている。
著者は藤林 保武で、伊賀三大上忍の藤林長門守の子孫といわれ、伊賀忍者である。

萬川集海の写本は数多く存在し、種類も色々である。 冊数もバラバラで、10冊 ではなく、21冊や15冊のものもある。 なかには、さまざまな桐を用いた道具の作り方なども記述されている。

桐灰(炭)~火薬に桐灰(炭)を混ぜて明かりが長持ちするようにする。

桐の舟(折りたたみ式